臨在 (Dasein)
Dasein - Wikipedia
Dasein – Wikipedia
「現存在」と和譯される事が多い
定有。定在。定存在
定有 - Wikipedia
da そこに sein 存在
dasein : 誰かがそこに居合はせる。何かがそこにある
Dasein : あるものが現存すること
Dasein Gottes : 神の存在
應身
臨床
治療 - 本人の關係
同伴者
同行二人
現前
存在を氣遣ひ、見守る事
存在が生起する場面
場に面する
存在の生起に立ち會ひ、それを擔ふ事を本質とする存在者
engagement
場所
場
臨場
に於いて在るのは、個物
存在論的差異 (ontologische Differenz)
Ontologische Differenz – Wikipedia
道 (形而上) - 器 (形而下)
道
閒 (Zwischen)
「老子」前 300「老子」前 300.icon
隱されてゐない事 (ἀλήθεια)
非隱蔽性 (Unverborgenheit)
Verborgenheit : 隱されてゐること
開示すること (Entbergen)
ent (除去。離脱) bergen (匿ふこと。守ること)
entbergen : 隱れなくする。あらはにする
verbergen : 隱す
眞理 (Wahrheit)
ἀλήθεια (alētheia)
lēthe : 忘卻。隱蔽
默示 (ἀπōκάλυψις)
黙示 - Wikipedia
覆いを外す事
異言。預言
立ち現れ
←→公開性 (Öffentlichkeit)
平均性
無差別性
世人 (das Man)
頽落 (Verfallen)
墮罪
$ \ne正當性 (Richtikeit)
認識との一致
←→誤謬
時 - 空閒 (Zeit-Raum)
時閒性 (Zeitlichkeit)
在り方
既在 (Gewesen)
將來 (Zukunft)
おのれ固有の可能性において、おのれをおのれに到來せしめる事 (sich auf sich zukommem lassen)
現在 (Gegenwart)
脱自態 (Ekstase)
對自 (für sich)←→卽自 (an sich)
「存在と無」
脱自態の行き先は、地平
地平的圖式 (horizontales Schema)
地平融合 (Horizontverschmelzung)
Fusion of horizons - Wikipedia
存在者全體 (Seiendes im Ganzen)
背景
風土
和辻哲郎「風土 : 人閒學的考察」1935和辻哲郎「風土 : 人閒學的考察」1935.icon
自然 (φύσις)
自然 - Wikipedia#古代ギリシア:ピュシスとノモス
Physis - Wikipedia
生長 (Wachstum)
支配
存在者全體がおのれ自身を形成しつつ支配すること
人閒自身がそれによって徹底的に支配され、かつ人閒が支配できないやうな、かうした全般的支配
人閒はさうした全般的支配についてつねにすでに語りだしてゐる
存在の眞理 (Wahrheit des Seyns)
明るみ (Lichtung)
人閒は存在の眞理を見守ることを本質とする存在者
存在は神の必要とするものとして、臨在 (Dasein)の見守りのうちで生起する
四方界 (Geviert)
存在の生起において、性起において、性起させられること (Er-eignung)
性起によって性起させられる (ereignet) もの
性起によって、まさにそれ自身となるもの
固有財產 (Eigentum)
Eigentum : 所有物。財產
それらはあらゆる現前するもののうちに出來しつつ、單一の四方界 (Geviert)へと織り込まれてゐる
勞働 (Arbeit)
保護すること (Schonen)
大地 (Erde)を救ひ出すこと、天空 (Himmel)を受容すること、神的な者達 (die Göttlichen)を待望すること、死すべき者達 (die Sterblichen)に寄り添ふことにおいて四方界 (Geviert)を四重に保護すること
もののうちに四方界 (Geviert)を保存する
氣遣ひ
(內世界的存在者) のもとでの - 存在として、おのれに - 先立って - すでに-(世界)-のうちに - 存在すること
世界-內-存在
良心 (Gewissen)
良心の呼び聲
呼ぶ者 : 被投性のうちでおのれの存在能力に不安を抱く臨在 (Dasein)
呼びかけられる者 : おのれのもっとも固有な存在能力へ呼び出される
顏。他者
可傷性
負ひ目
おのれが好き好んで選んだのではないあり方を課されてゐる
固有の存在能力を負はされてゐ、さしあたりそこから逃避してしまってゐる
情態 (Befindlichkeit)
氣氛。氣氛づけられてゐること。感情。雰圍氣
恐れ
神に背を向けつつ神の罰を恐れる奴隷的な恐れ
おのれが擔ふ事を求められてゐる存在から逃避し、自己保存のみを氣に懸けてゐる樣態
神を畏怖しそれに從順に從ふ敬虔な恐れ
不安
存在から逃避せずその重荷を擔ってゐる樣態
Søren Kierkegaard「不安の槪念」1884Søren Kierkegaard「不安の槪念」1884.icon
世界が現出してゐるといふことの有無を言はさない壓倒性
了解 (Verstehen)
吉本隆明「心的現象論序說」1971/9/30吉本隆明「心的現象論序說」1971/9/30.icon
分かること
分節化し、取り集めて保持すること
分かってゐる
適切に對處できること
存在 - 能力 (Sein-können)
存在者の可能性を開示する
統一 - 虛構
投企 (Entwurf)
投企 - Wikipedia
下圖。sketch。構想
投射可能な (projectible)
ネルソン・グッドマン「世界制作の方法」菅野盾樹譯、ちくま学芸文庫、2008 年
被投性 (Geworfenhait)
被投的企投
受肉
世界が一定の分節秩序をもつものとして與へられてゐるといふ側面
事法界
語り (Rede)
Walter Benjamin「ドイツ悲劇の根源」1928Walter Benjamin「ドイツ悲劇の根源」1928.icon
言語 (Sprache)
法身說法
世界の語りを藏する
阿賴耶識
傳達 (Mitteilung)
語りの主題 ($ \ne主語) へと根源的に了解しつつ關はる存在を聞く者と分かち合ふこと
交はり (Kommunikation)
本來性 (Eigentlichkeit)
eigentlich : 本來の。眞の
eigen : みずからの。固有の
おのれ固有のあり方を實現してゐる
←→非本來性 (Uneigentlichkeit)
おしゃべり
平均性
ひとは同じことを考へてゐる
既知の category のもとに包攝してゐる
人びとが發言を控へることもない
平凡で普通のもののわかりやすさ
もっとも尋常で慣れ親しんだもの
好奇心
曖昧性
時熟
←→「とき」の急ぎすぎ
變化は「作用」や「一撃」によって生み出しえない
人閒的な努力でしかないものすべては、現在の世界の狀態にいかなる直接的な變化も引き起こすことはできない
かろうじて神のみがわれわれを救うことができる
還相
現存在分析 (Daseinanalyse)